ビデオドライバについて

 Microchip PIC24Fの SPIとタイマー割込を使用した Software ビデオ (NTSC) ドライバと文字表示を行うためのフォントドライバです。

 ビデオドライバは、モニタ出力 (通常の NTSC出力) とスーパーインポーズ出力に対応しています。スーパーインポーズ出力を行う場合は、外部のビデオ信号が必要となります。PIC24F内蔵の割り込みを使っているため非常に高速に描画することができ、フォアグラウンドの処理を邪魔しません (まさに OpenSSMが良い例でしょう)。また省電力機能にも対応しており、ビデオ表示を行いながら動的に CPUクロックを上げる/下げることもできます。

 フォントドライバは、FONTX2の半角文字フォントに対応しています。これまでいろいろな方が作成したフォントを、そのまま ROMに入れることができます。また、どんな変態フォントサイズ(^^; でも表示できます。

monitor_setup_ntsc.jpgsuperimpose_setup_ntsc.jpg

ファイル名

  1. libvideo.c
  2. libvideo.h
  3. libfontx2.c
  4. libfontx2.h

回路図

 OpenSSM Rev.Aの回路図から、ビデオ信号に関する部分を抜粋しました。次のポイントに注意してください.

  1. 抵抗は、なるべく高精度品(±1%程度)を選定してください
  2. ダイオード D1は、Vref = 0.7V品を選定してください
  3. 電源は、+3.3V (VDD) と +5Vの 2つ必要です
  4. ビデオ出力とスーパーインポーズの回路は独立しています。どちらか1つだけ使うことも出来ます
schematic.png

ビデオ出力の概要

スーパーインポーズの概要